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60代男性「転倒して左上の前歯が折れた」歯根が折れた歯を抜いた後にインプラントブリッジを行い、隣の割れた歯は引っ張り出してセラミックの被せ物で治療した症例

2023.02.14

患者 60代男性
主訴 「転倒して左上の前歯が折れてしまった」とご来院されました。
診断 診察したところ、左上の前歯(中切歯/1番~犬歯/3番)は元々ブリッジが入っていましたが、そのブリッジの土台となっていた中切歯と犬歯の歯根が折れてしまっていました。
2本とも保存が難しく、抜く必要があると診断しました。

また、隣の歯(左上第1小臼歯/4番)も割れていましたが、歯茎から引っ張り出すことで、抜歯せずに残せると判断しました。

行った
ご提案・
治療内容
中切歯と犬歯を抜いた後の治療法として、それぞれインプラントを埋め込んで、そのインプラントを土台にしたブリッジである「インプラントブリッジ」をご説明したところ、患者様のご了承を得たので治療を進めました。

第1小臼歯に関しては、歯を残すためにまずは歯根の治療を行いました。その後、歯にフックを引っ掛けてワイヤーで引っ張り出してから、補強するために「ファイバーポスト」で土台を立て、セラミックの被せ物を作製しました。

治療期間 1年
治療回数 30回
費用 1,300,000円
術後の
経過・現在の様子
インプラントを入れた部分も引っ張り出した歯も、炎症を起こしたり出血することなく、良好な状態を維持できています。
治療の
リスク
歯磨きなどのケアを怠ると、インプラント歯周炎が起こる場合があります。
クリニックより インプラントを長持ちさせるには、定期的なメンテナンスが必要です。

治療前

治療中

治療後