矯正治療

成人でも矯正治療が必要

矯正治療というと、どんなイメージを持たれるでしょうか?
子供の歯並び、著しく歯並びが悪い、費用が多くかかる等というところが一般的であると思います。

また、成人になると矯正をしても治らない、あるいは効果が薄いのではないかという疑問をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。

多くの人にとって成長期がベストではありますが、そうでなくてもしっかりとした効果を得ることができます。
歯についての意識が高い欧米等では、成人でも多くの人が矯正器具をはめている姿を見ることができます。
その中には、見た目にはそこまで歯並びが悪くない人も多くいます。

彼らはなぜ矯正を行うのでしょうか?

矯正の真の効果

見た目の美しさを追究することばかりが矯正の真の目的ではありません。
矯正を行うことで噛み合わせが正しくなることによって起こるメリットは数多くあります。

  • 虫歯や歯周病になりにくくなる
  • 顎関節症等になりにくくなる

この様に、口腔内環境だけでなく、身体全体の健康につながっていきます。
これこそ、矯正治療が必要な真の目的なのだと私たちは考えています。

当院の矯正治療

ほとんどの場合矯正治療は、矯正専門の歯科医院で行われます。
いわゆる矯正歯科と標榜する医院がそれに当たります。
普通の歯科医院で矯正も行いますと謳っていても、実際治療を行う段階では矯正歯科を紹介されるという例がほとんどです。

その理由は、矯正の専門性はその他の歯科治療と大きく違い、正確な治療ほ施すことが難しいということです。

しかし当院では、自信をもって矯正治療をご提供しております。
その理由は二つあります。

矯正担当医在籍

当院では、矯正治療の専門的なトレーニングを受けた歯科医師が在籍しております。

総合的な治療

矯正だけでなく、当院には各分野でトップクラスの症例と実績を持つ医師が在籍しております。
歯並びを治すという一般的なことだけではなく、矯正中の口腔内環境の維持や矯正後の噛み合わせに関して、各分野に特化した医師が慎重に検討し、患者様一人ひとりにあった最善の矯正治療を行います。

まずはご相談を

他の歯科治療と比較して特にその後の長い人生の口腔環境に対して与える影響も非常に大きいものであると言えます。

慎重に判断し、治療を行うのか行わないのか、行うならばどこの医院が自分にとって最適なのか、見極め最終的に信頼できる医師を見つけることが大切です。

是非ともご相談でご来院頂き、当院の方針をより詳しくご説明させて頂き、参考にして頂ければ幸いに思います。

標準的な治療費について

全顎矯正治療:1,000,000円(1,100,000円)
※保険適用外の自由診療となります。
※費用は目安となり、症状により変動いたします。

標準的な治療期間・回数について

期間:2年
通院回数:30回前後
※治療内容により異なります。

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について

1 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。

2 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。

3 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。

4 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。

5 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。

6 ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。

7 ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。

8 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。

9 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。

10 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。

11 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。

12 矯正装置を誤飲する可能性があります。

13 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。

14 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。

15 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。

16 あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。

17 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。

18 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。