唾液の働きについて

2022.04.19

こんにちは。歯科助手の後藤麻莉亜です。

皆さんは怪我をしたとき「唾を付けたら治る」と聞いたことはありますか。唾液には傷を消毒する成分が含まれています。この働きをするのは唾液に含まれるリゾチームです。リゾチームは唾液のほかに鼻水や涙などに含まれ、体の表面でばい菌が入るのを防いでくれます。魚の表面のヌルヌルにも唾液と同じ成分が含まれていて、魚からヌルヌルを取るとカビが生えたり、寄生虫が入り病気になってしまうのです。

この他にも唾液には大切な働きがあります。味を感じる、口の嫌なにおいを防ぐ、飲み込みやすくする、消化を助ける、虫歯を防ぐ、発音をしやすくする、歯肉炎や歯周病を防ぐ、などがあります。唾液は私たちの健康と深く関係していることが分かりますね!

最後に唾液を出すためにはよく噛むことが大切です。口を大きく動かすことで自然と噛む回数が増え、唾液がたくさんでます。健康で長生きするためにもたくさん嚙むことを意識してみてください!