歯の色の悩み

2020.11.26

こんにちは、歯科医師の田邉です。

「今年もあっという間に年末」なんて毎年言ってますが、今年は輪をかけてあっという間に一年が駆け抜けてますね。

さてさて、患者さんからの御相談で多いのが虫歯、歯周病はもちろんの事、歯の色の悩みも多く聴こえてきます。歯の変色は原因によって対処法が違うのですが、患者さんが出来る予防策はだいたい同じものです。

まずは原因から!

歯の変色の原因としては大きく分けて3つの原因があります。

1、歯の表面への着色 茶渋やタバコのヤニが歯の表面に付着して色をくすませてるもの

2、歯の色素の沈着 色の濃い食べ物の色素が歯の微細な窪みに入り込んで歯の色を暗くしてるもの

3、歯の病気由来のもの 歯の中の神経が死んでしまったり、虫歯などが原因となって色が変わってくることがあります。これは他の歯と比べて一本だけ色の異常が起きてる時に考えられます。

細かく分けると原因はもう少しありますが、ザクッと分けるとこんな感じです。

では、患者さん出来ることは何かと云うと「うがい」と「丁寧な歯磨き」をして下さい。コーヒーやお茶が好きな方はそればっかり飲んでしまうこともあると思いますし、食事の後急いでて歯が磨けないこともあると思います。色は長時間そこに停滞する事で着色や沈着するので、さっとで構いませんので「うがい」をしてみてください。

また、歯の表面がザラついていると色が付きやすくなりますから丁寧なブラッシングも必要です。因みに着色などを落とす研磨剤入りの歯磨き粉を常時使う事はお勧めしていません!歯を削ってしまったり、歯茎を傷つけたりするからです。週に一度程度で使って下さいね。

一杯のお茶を飲んだら水で軽くうがい、ご飯を食べたら軽くうがい。時間ができたら細かくブラッシング!面倒くさく思えますが、綺麗な歯のために頑張って下さい!

当院ではクリーニング、ホワイトニングどちらもやっておりますのでお気軽にご相談下さい。