成長期の矯正治療を再考する

2015.12.02

歯科医師の小山祐樹です。

11月18日〜20日に、博多で開催されていた第74回日本矯正歯科学会大会に参加して来ました。

日本矯正歯科学会は日本国内のほとんどの歯科矯正医が所属している学会で、年に1回学術大会が開かれ、日本各地から歯科矯正医が集まります。

今年の学術大会のテーマは「矯正歯科医療の潮流と未来への展望」で、著名な先生方が今までのご自身の症例を交えながら講演をして下さいました。

中でも、嘉ノ海先生がご講演なさった「成長期の矯正治療を再考する」は非常に興味深い内容でした。小学生位の成長期のお子さんであれば、矯正治療によって顎の成長の促進や抑制ができ、骨格的な顎のズレの改善が可能なのですが、患者さんによって治療効果に差があったり、治療開始時期が先生によって異なったり等の問題点がありました。今回の嘉ノ海先生のご講演では、この問題点に対し、今までの論文や症例の統計などから、どのような骨格パターンに効果的なのか、どの位の時期に開始するのが良いのか、そして今後の新しい治療法についてなどを包括的に話して頂きました。僕自身、今後の治療を行う上で非常に勉強になりました。

そして、夜は医局時代の先輩や同期、後輩達と博多名物に舌鼓を打ち、リフレッシュしてきました。

気分を新たに明日からの診療に励みたいと思います。

どうぞ、新宿 サンデンタルクリニックにお越しください。

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