咬合セミナーにいってきました

2015.11.24

歯科医師の熊澤です。

11/15日曜日に、咬合(こうごう)セミナーにいってきました。

咬合とは、その人固有の顎の動き方、歯の生えている位置、噛み合う位置、筋肉の付き方、癖など、様々な要素で成り立ち、機能していく重要なものです。

一つの小さな詰め物、被せ物でも、数十μ単位で、口腔内でしっかりと調整されていなければならず、少しの狂いが、患者さんの顎や筋肉の許容範囲をおかしかねない非常に繊細な治療の一つです。

セミナーでは、顎のリラックスできるポジションに、歯が噛み合う位置での顎の位置を、可能な限り患者さんの許容範囲内で近づけることで顎咬合を安定させるということでした。

実際の治療では、とても繊細で難しいものなのですが、しっかりと勉強してよりよい咬み合わせを構築できるよう努めます。

 

↓丹羽先生の50年にわたる臨床経験から導かれた咬合理論の集大成の本。咬合は、どのようにして完成し、咀嚼や会話の機能をどう司り、生涯をとおしてどのように変化するかを解明したうえで、咬合病の病因や治療法を臨床例を交えて説明しています。

丹羽先生