正しい歯みがき

2021.02.22

歯科衛生士の石川です。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、生活様式や仕事の進め方などが大きく変化しました。

ワクチン接種が始まりつつありますが、まだまだ感染拡大が収まるには時間がかかりそうです。ステイホームで時間に余裕ができた分を、丁寧なブラッシングを心がけてはどうでしょう。

お口の清掃状態が悪いと細菌が増え、炎症が起こり、感染を起こしやすくなります。そのためにも、正しいブラッシングが大切になります。

ブラッシングといえば先ずは歯ブラシです。手用歯ブラシ、または電動歯ブラシの違いなど、患者さんから質問が多いものについてまとめましたので、参考にしてください。

 

Q1 手用歯ブラシより電動歯ブラシのほうが優れてますか?

A1 どちらが優れているということはありません。電動歯ブラシでも毛先が正しく歯、歯肉に当たり、使い方が誤っていればプラーク(歯垢)は取り除けないのです。なので、手用歯ブラシでも電動歯ブラシでも使用方法が重要です。具体的な磨き方などは歯科医、歯科衛生士にチェックしてもらうと良いでしょう。

 

Q2 歯磨き粉は使った方がいい?

A2 プラークを落とすのには歯磨き粉は関係ありません。歯ブラシの毛先が当たり、磨けたところのみプラークが落ちます。ですから、歯磨き粉は使っても使わなくても構いません。ですが、全く使用しなければ茶渋が着きやすかったりします。また、歯磨き粉にフッ素が含有されたものは虫歯予防に効果が有ります。電動歯ブラシは研磨剤が入ってない歯磨き粉を使用しましょう。

 

Q3 歯ブラシの交換時期は?

A3 手用歯ブラシは、1ヶ月を目安に毎月交換しましょう。電動歯ブラシは種類にもよりますが、約3ヶ月が交換の目安です。どちらも目安ですが、毛先が広がっていれば交換しましょう。また、磨き方が強いと毛先が広がりやすいので、磨く強さにも注意しましょう。

 

Q4 磨き方のコツは?

A4 磨き残しを防ぐために、磨く順番を決めましょう。また、磨く時間も大切です。電動歯ブラシであっても、時間をかけて丁寧に磨きましょう。そして、歯はもちろん歯と歯肉の境目を意識して歯ブラシの毛先を当てて磨いてください。

 

簡単にまとめましたが、歯並びなどによって磨き方はそれぞれ違います。是非、皆様にあった磨き方を歯科医、歯科衛生士にご相談いただき、虫歯、歯周病の予防を‼️