キシリトールは虫歯予防にもなります

2015.09.09

こんにちは!西新宿 サンデンタルクリニック 歯科衛生士の丹原です。

今回はCM等でもおなじみの「キシリトール」についてお話させて頂きます。

【キシリトールとは】

天然素材の甘味料です。虫歯の原因にならない以外に、『虫歯の発生を防ぐ』作用もあります。野菜・果物の中にも含まれますが、ガムやタブレットを活用すると効果的です。

虫歯の原因にならない →◎唾液の分泌を促す。◎う蝕(※1)の原因となる酸の発生がない。◎プラーク中のpHを7.0以下に下げない。

虫歯の発生・進行を防ぐ →◎ミュータンス菌の増殖を防ぎ、う蝕原生が少ない細菌類の形成を促す。◎脱灰を防ぎ再石灰化を促進させる。

キリシトール以外にこれら全ての性質を備えた甘味料はありません。

 

【キリシトールの選び方】

キシリトールが50%以上含まれるか、キシリトールの記載があってもその他の甘味料に「水あめ」などが入っていると効果は期待できません。歯科専用キシリトールガムはキシリトール100%を使用しており、虫歯の原因となる成分は入っていませんので、安心でおススメです。

日々の歯磨き・歯科定期検診に加え、歯に良いキシリトールを生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

キシリトール

(※1)う蝕(うしょく)とは、口腔内の細菌が糖質から作った酸によって、歯質が脱灰されて起こる、歯の実質欠損のこと。歯周病と並び、歯科の二大疾患の一つです。う蝕された歯は、う歯(一般的には虫歯)と呼びます。